公認会計士講座の予備校を選ぶ際、異常な価格の安さのＬＥＣに興味を持った人もいるかと思います。
反対に、安いからこそ大丈夫なのかと不安に思った方もいると思います。
そこで今回はLECの公認会計士講座は最悪なのか、実際の口コミや評判を現役会計士の見解も交えて解説していきたいと思います。
LECの公認会計士講座の口コミ・評判
まずは３つほどLECの公認会計士講座の口コミや評判を紹介します。
私がLECを選んだ理由は完全に金額とカリキュラムです。仕事を辞めるタイミングを短答合格と考えているので、まずは短答を最短目指せるＬＥＣにしました。講義も非常にわかりやすく、ＬＩＮＥ質問対応のレスポンス対応も毎回早いので心強いです。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代男性 Ｆ．Ｔさん
短答講座と論文講座が明確に分かれていたので、短答期には短答科目のみに専念することができ、効率的に学習を進めることができました。各先生のレジュメによくまとまっており、自分でまとめる必要がなく、本番に近い形で練習することができたので、勉強時間の節約にもなりました。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代男性 Ｓ．Ｒさん
LECを選んだ理由は2つあり、１つは料金の安さ、２つ目は安いからと言って、教材や講義の質が低いというわけではなかったところです。
正直料金が安かったので講義の質などは期待していなかったのですが、むしろ理解しやすい講義でLECを選んで良かったなと思いました。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代男性 Ｓ．Ｒさん
口コミやレビューから見えてくるLECの公認会計士講座の特徴は6つ
いくつかＬＥＣの公認会計士講座の口コミやレビューを紹介しましたが、続いてはそこから見えてくるＬＥＣの公認会計士講座の特徴について解説していきたいと思います。
特徴は全部で６つあります。各特徴の解説と口コミを交えながら紹介していきたいと思います。
特徴1：他社の公認会計士講座に比べて価格が安い
一つ目の特徴は他社の公認会計士講座に比べて価格が安いというところです。
まずは口コミから紹介します。
私がLECの公認会計士講座を選んだ理由は他校の公認会計士講座に比べると価格が安かったからです。また、LECには割引制度などもあったので金銭的に厳しかった私には非常に助かりました。合格祝い金などもあったのでよりお得に受講できました。価格が違うだけでやることはみんな同じなので金銭的に厳しい方はLECがおすすめです。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代女性 H.Rさん
LECの公認会計士講座の受講料は30万円～40万円前後で、公認会計士講座の受講料の平均相場が55万円ほどなので、LECの公認会計士講座はかなりリーズナブルな価格で受講することができます。
また、各種割引サービスや、合格した人には5万円プレゼントなどもあるので結果的にさらにお得に受講できることになります。
特徴2：効率良く学習できるテキスト
続いての特徴はLECのテキストは効率よく学習できるというところです。
口コミから紹介していきます。
LECの短答、論文、それぞれの対応用テキストは公認会計士試験の合格に必要な知識を横断的に学びながら、効率よく学習できる内容だったことに驚きました。
知識のインプットやアウトプットを小まめに繰り返し勉強することで、短期間で着実に必要な知識を定着できたので、テキストはLECの大きな魅力だと思います。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代女性 S.Mさん
LECのテキストは自社作成のオリジナルテキストが使われていて、合格に必要な知識が過不足にならないように盛り込まれているのでかなり網羅性の高い仕上がりになっています。
単元ごとに学習の優先度ランク付けもされているので重要なところから勉強を進めることもでき、科目ごとの特徴にも合わせて構成されているので各科目の特徴に合わせて学習することができます。
特徴3：一問一答オリジナル問題集のクオリティの高さ
続いての特徴はオリジナル問題集のクオリティの高さです。
まずは口コミから紹介します。
私がLECを選んだ理由は、一問一答問題集のクオリティが高いからです。一問一答問題集はLECがオリジナルで作成してくれているのですが、反復教材として最高の教材だと思います。
その中でも理論はろくに的中率が高いので、一問一答問題集だけど完璧に仕上げました。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代男性 I.Rさん
LECの一問一答問題集は的中率が高く、反復教材としてかなり役に立つので受講生からもかなり好評の問題集です。
細かく解説されているので、意味がわからない、誤解しやすい論点を理解して覚えることができます。
そのため、この問題集で学んだことは論文式試験対策にも有効です。
特徴4：短答特化型コースがある
続いての特徴はLECには短答特化型コースがあるというところです。
口コミから紹介します。
資格をとるにあたって長期戦にだけはしたくなかったので、短答式試験の一発合格が狙えそうなLECを選びました。最初の短答式試験では不合格でしたが、そこでLECで学習していれば確実に合格できると手応えを感じました。
短答特化型講座はスケジュールがきつかったですが、そのおかげで無事に合格することがきました。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代男性 Ｎ．Ａさん
平成22年度から新試験制度が導入されたことにより、ＬＥＣでは短答特化型コースを取り入れています。
1年かけて、短答式の学習だけを徹底的に行うことにより、学習に集中することができ効率的に公認会計士の資格取得を目指すことができます。
特徴5：企業法に強い
続いての特徴は、ＬＥＣは企業法に強いというところです。
口コミから紹介していきます。
ＬＥＣの公認会計士講座の企業法は、企業法に苦手意識を持っている方にこそ、おすすめしたい講座です。私も正直、企業法は得意科目ではありませんでしたが、この講座はそんな私を科目合格へと導いてくれました。
本試験に近い基準での採点や、わかりやすい改善点のコメントなどもあるので安心してすすめることができました。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代女性 Ｋ．Ａさん
ＬＥＣは法律系の資格に強い予備校ですので、企業法に強いのが最大の強みです。
実際の試験にでる問題を直前答練で的中させ、過去の試験では大問4問中3問を的中させました。
これは法律系に強いＬＥＣだからこその強みだと思うので、ＬＥＣに入学すれば企業法で他の受験生に大きく差をつけることができ、合格にも大きく近づけると思います。
特徴6：日本全国に校舎があり、通学したい人には便利
最後に紹介する特徴は全国に校舎があるので通学したい人には便利という点です。
口コミから紹介します。
僕がＬＥＣを選んだ理由は、校舎が全国にあるので通学したかった僕にとっては便利だったからです。他校では通信専門で通学することができない予備校などもあるので、分からないところがあった時に困ることもあるのですが、ＬＥＣは通学ができるので講師の方と直接コミュニケーションを取ることができたので、疑問点などもすぐに解決できて非常に助かりました。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代男性 Ｅ．Ｗさん
ＬＥＣは全国各地に校舎が設置されていて、直営校と提携校に分かれているので両方合わせると全国に50の校舎があります。
また通学講義でも「講義を聞く時間はあるけど、その前後に用事があるから校舎まで行く時間はない」という時に自宅で生講義を視聴しながら学習することもでき、通学なのに便利なシステムとなっています。
口コミから見えてくる、LECの評価が低いポイントは主に2つ
ＬＥＣの公認会計士講座の特徴を６つ紹介させていただきました。
思っていたより良い評価が多くて、イメージが変わった方もいるかと思います。
ですが、評価が低いポイントがあるのも事実です。
評価が低いポイントは主に２つありましたので、順番に口コミを交えながら紹介していきます。
ポイント1：スケールメリットは期待できない
一つ目のデメリットはスケールメリットの期待ができないという点です。
口コミから紹介します。
ＬＥＣは大手と比べると受講生の数が少ないので、スケールメリットは感じられませんでした。大手予備校は受講生の数が多いので、自分が試験に合格する可能性を知ることができますが、ＬＥＣでは大手ほど受講生がいないので自分の位置を正確に把握することができませんでした。なので、大手の模試を受けてカバーしていました。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代女性 Ｗ.Ｉさん
大手予備校の模試で上位を取れれば必然的に合格の可能性は高くなり、その模試があることにより、常に自分の合格の可能性を知ることができます。
これをスケールメリットというのですが、ＬＥＣでは受講生が少ないのでスケールメリットはあまり感じられないようです。
大手の模試は外部にも販売しているのでＬＥＣに入学する方は受けておいた方がいいかと思います。
ポイント2：就職サポートに積極的ではない
２つめの低評価ポイントは就職サポートに積極的ではないところです。
まずは口コミから紹介します。
ＬＥＣは価格などもリーズナブルで良かったのですが、公認会計士試験合格後の就職サポートに積極的ではないのが残念でした。
他の予備校では、合格者向けに就職サポートを実施しているのですがＬＥＣでは説明会くらいしかなかったです。
ＬＥＣ 公認会計士講座 20代男性 Ｎ．Ｒさん
公認会計士講座を開講している予備校の多くが、合格者に向けた就職サポートを行っている中、ＬＥＣは特定の会社の説明会程度しか開催されないそうです。
合格後を考え、手厚い就職サポートを受けたいという方は他社の公認会計士講座を検討してみるのもいいかもしれません。
LECは社会人や主婦など、日頃に学習時間がまとまって取れない人におすすめ！
ＬＥＣの実際の口コミや評価についてまとめました。
価格が安い分、不安視されがちのＬＥＣですが、短答特化型コースがあったり、企業法に強いなど、大手予備校にはないメリットもたくさんあります。
予備校を選ぶ際、大手予備校に目がいきがちですが、ＬＥＣも視野にいれてみるのもいいかもしれません。
