会社や家族に秘密で任意整理したい場合の対応方法とは!?

日本にはサラ金やクレジットカード、カードローンなどの借金をたくさん抱えて苦しんでいる人がとても多く存在します。

 

多重債務者問題が社会問題にもなっているほどです。

 

しかし、実際には借金を周囲に秘密にしている人が非常に多いです。

 

会社や友人に行っていないことはもちろんのこと、家族にも言っていない人が多数です。

 

このような場合、任意整理することによって家族に借金がバレると大変なことになってしまいます。

 

そこで今回は、家族に秘密で任意整理をしたい場合の対処方法を解説します。

 

 

借金が職場や家族にバレたらどうなるのか?

借金に苦しむ人は、職場や家族に借金がバレたら困る、と考えている人が多いです。

 

実際に職場や家族に借金がバレたらどのような問題が起こるのでしょうか?

 

以下では、会社や家族に借金がバレたらどのような不利益があるのか、見てみましょう。

 

職場にバレたときの影響

まずは、職場に借金がばれたときの問題です。

 

会社に借金がバレると、退職させられたり減給処分されたりなどの不利益処分を受けることが心配な人が多いです。

 

ただ、借金があるだけでは、職場での不利益取扱の理由にはなりません。

 

就業規則などでも、個人的な借金をしただけで懲戒処分にすることが定められていることは、通常ありません。

 

実際にこのようなことで不利益取扱をされたら、無効だとして争うこともできます。

 

ただし、このような法的な不利益はないとしても、事実上の不利益があります。

 

たとえば、公務員の場合には、職場に居づらくなって退職に追い込まれるかもしれませんし、銀行等の金融機関でも信用を失って仕事を続けにくくなるでしょう。

 

解雇されなくても、事実上退職せざるを得なくなるおそれがあります。昇進が難しくなるケースも多いでしょう。

 

このように、職場に借金がバレると、解雇や減給がなくても、事実上の不利益が大きいので、やはりバレないのが一番です。

 

 

家族にバレたときの影響

次に、借金が家族にバレるとどのような影響があるのか、見てみましょう。

 

たとえば夫や妻にバレたとき、借金が離婚理由になるのでしょうか?

 

よく、「相手に借金癖があるから離婚する」などと言っているのを耳にするので、心配な人もいるでしょう。

 

ただ、借金があるだけでは離婚原因にはなりません。

 

借金は民法上の離婚原因になっていませんし、借金単独では「婚姻を継続し難い重大な事由」にはなりません。

 

ただし、借金が原因で夫婦仲が不和になって破綻してしまったら、それが原因で離婚が認められる可能性もあります。

 

このように、家族に借金がバレてもいきなり離婚されることはありませんが、

 

それが原因で夫婦不和や離婚につながっていく可能性はあるので、やはり家族にも借金がバレないに越したことはありません。

 

 

借金が職場にバレるパターン

それでは、借金が職場にバレるパターンにはどのようなものがあるのか、見てみましょう。

 

単に借金をしていても職場にはバレませんし、きちんと返済している限り、バレることはありません。

 

ただ、返済を滞納して債権者から訴訟を起こされて支払い命令の判決が出ると、事情が変わってきます。

 

この場合、給与差し押さえをされてしまうおそれがあるからです。

 

給与差し押さえが起こると、裁判所から会社宛に給与の差押え命令決定書が届きます。

 

すると、会社は債権者名と債務者名を知ることになるので、債務者がサラ金やクレジットカードから借金をして給与の差押えを受けたことを知ります。

 

このようにして、会社に借金がバレてしまいます。しかもそのバレ方は、給与差し押さえという最悪とも呼べる方法になってしまうので、かなり状況が悪くなります。

 

 

借金が家族にバレるパターン

次に、借金が家族にバレるパターンを見てみましょう。

 

この場合に最も多いのは、債権者からの郵便を家族に見られてしまうパターンです。

 

借金は順調に返済している限り、何の連絡もないことが多いです。しかし、支払期日を過ぎても返済しないと、電話や郵便による督促が行われます。

 

電話は登録している電話番号にかかってくるので、自宅を登録していたら自宅に電話がかかってきます。

 

このような電話を家族が取ったら、不審に思われて借金がバレる可能性が高いです。

 

郵便は自宅宛に葉書や封書による督促書が送られてきます。

 

こうした郵便を家族が見たら借金がバレますし、債務者が自分で受けとって隠しておいても、家族に発見されてトラブルになることがあります。

 

このように、借金が職場や家族にバレるパターンは、借金返済を滞納した場合に多いことを覚えておく必要があります。

 

周囲にバレたくないなら、滞納せずに返済をするのが一番です。

 

 

任意整理で周囲に借金がバレるのか?

借金がバレたくないならきちんと返済をしたらいいだけだと言っても、実際には返済が厳しくなることが多いです。

 

その場合、任意整理をして借金問題を解決すると、職場や家族に借金がバレるのでしょうか?

 

この点、任意整理によって周囲に借金がバレるということはありません。

 

任意整理をする時には、通常弁護士に依頼しますが、弁護士が任意整理に介入した後、弁護士も債権者も会社や家族に連絡することはありません。

 

任意整理では裁判所も関与しないので、裁判所からの連絡を心配する必要もありません。

 

さらに、任意整理は必要な書類も少なく、家族や会社に書類を申請する必要もありません。手続きが簡単なので、早めに手続きが終わります。

 

このように、任意整理は数ある債務整理方法の中でも最も周囲にバレにくい手続きと言えます。

 

 

任意整理すると会社に借金がバレにくい理由

任意整理をすると会社に借金がバレにくい理由があります。

 

任意整理をすると、弁護士が借入先に受任通知を送ってくれて、借金の返済方法についての話合いを開始してくれます。

 

このような話合いが開始されたら、通常は相手も話合いが成立するか不成立になるまでは、話合いによる解決を目指すものです。

 

弁護士との交渉の最中に、別途裁判を起こして給料の差押えをしてくることは考えにくいです。

 

そこで、任意整理の手続きに入ると会社宛てに給与差し押さえの連絡をされることがなく、会社に借金がバレにくくなります。

 

 

任意整理をすると家族に借金がバレにくい理由

弁護士に依頼すると債権者から連絡が来ない

任意整理をすると、家族にも借金がバレにくくなります。

 

任意整理を弁護士に依頼すると弁護士が債権者に受任通知を送りますが、

 

その後は債権者債務者に直接借金の督促やその他の連絡をすることができなくなるからです。

 

任意整理に入ると、債権者からの電話や郵便による督促がぴたっと止まります。

 

家族に借金がバレる原因で最も多いのは債権者からの督促なので、それが止まることにより、借金がバレなくなるのです。

 

また、任意整理が開始されると、合意ができるまでの数ヶ月間、借金返済がストップします。

 

すると、給料などからこっそり借金を返済する必要もなくなるので、家族に借金がバレにくいのです。

 

 

弁護士に返済代行を依頼することができる

任意整理をすると、手続き後に返済が開始されます。

 

しかし、この返済を自分でしていると、家族に気づかれて借金がバレる可能性があることが心配だという人がいるかもしれません。

 

また、任意整理後の返済を滞納すると、債権者から連絡が来るので家族に借金がバレるおそれがあることも事実です。

 

そこで、任意整理後に家族に借金がバレないためには、手続き後の返済方法にも工夫が必要です。

 

このとき、弁護士に任意整理を依頼すると、返済代行サービスを受けることができるケースがあります。

 

返済代行サービスとは、任意整理後の返済を弁護士事務所が代行してくれるサービスです。

 

これを利用すると、自分で直接サラ金などに振込をしないので、家族に気づかれる可能性が低くなりますし、

 

滞納した場合にもまずは弁護士事務所に連絡が来るので、安心です。

 

任意整理を家族に知られたくないなら、返済代行サービスを利用できる弁護士事務所を利用するのも有効です。

 

以上のように、借金をしている場合には弁護士に依頼して任意整理すると、職場や周囲に知られずに借金問題を解決しやすいです。

 

滞納するとバレるリスクが高くなるので、返済が苦しくなって滞納してしまう前に、弁護士に依頼して任意整理をすることが有効です。

 

 

自分で手続きすると借金がバレる?

それでは、自分で任意整理すると家族に借金がバレるのでしょうか?

 

任意整理をするときには、サラ金と交渉をしなければなりませんし、多くの書類のやり取りも発生します。

 

自宅でいろいろな書類を作成するなどの作業も必要ですし、たくさんの債権者から大量の取引履歴開示書や提案書などの書類が届きます。

 

このような債権者とのやり取りや自宅での作業を家族に知られずにすすめるのは、ほとんど不可能です。

 

そこで、自分で任意整理をすると、家族に借金がバレます。秘密で任意整理をしたいなら、弁護士に依頼することが必要です。

 

 

弁護士に依頼するときの注意点

家族にバレたくない場合、弁護士に任意整理を依頼するときにも、注意点があります。

 

弁護士に任意整理を依頼すると、債権者からの督促や連絡はなくなりますが、弁護士からの連絡が届きます。

 

自宅に電話をかけられて弁護士と名乗られたら、家族が不審に思ってばれてしまうおそれが高いです。

 

また、法律事務所名で郵便が送られてきたら、やはり不審に思われて借金を感づかれてしまうおそれがあります。

 

そこで、弁護士とのやり取りをするときには、工夫が必要です。

 

具体的には、電話は自分の携帯電話にかけてもらうことにして、でられないときには留守電に入れてもらって自分が後から都合の良いときにかけ直すようにしましょう。

 

手紙については、市販の封筒などを使って、弁護士名ではなく個人名で送ってもらうか、協力してくれる友人宅に送ってもらうなどすると良いでしょう。

 

私書箱を利用する方法もあります。

 

 

このように、弁護士とのやり取りにさえ工夫していたら、弁護士に任意整理を依頼するとまず家族や職場にバレるおそれはありません。

 

今、借金問題に苦しんでいるなら、まずは債務整理に強い弁護士に依頼して、任意整理をすすめてもらうことをおすすめします。

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